2013年4月3日水曜日

10式戦車の装甲のお話(その1)

ブログではご無沙汰しております、dragonerです。

自分がブログを始めたそもそもの理由の一つに、TK-Xこと10式戦車の存在があるんですが、制式化・配備後はスロラーム射撃が可能と分かったくらいしか情報ないね(´・ω・`)と思いつつ、他のミリタリ話にシフトしておりました。でも、ちょっとやる気出して改めて調べてみると、色々と分かってきたことがありましたが、冬コミの際に2013年の夏コミの応募用紙を買い忘れていたので、夏コミに本が出せそうにありません。代わりと言っちゃなんですが、とりあえずブログの方にチラチラとまとめてみたいと思います。


10式戦車の付加装甲

既報の通り、10式戦車は素の状態で重量40トン、付加装甲装着時で44トンという情報が伝わっております。手っ取り早くWikipediaで確認すると、「全備重量は基本40t/通常44t/最大48tとする説や、増加装甲を最大限取り付けると全備重量が48t、公開された試作車両が44tと記述する説がある。」そうで、ここいらの情報に少々混乱が見られます。で、ここいらを調べると、どうもモジュール装甲は対象脅威や箇所別に、結構なバリエーションが存在しているようだ、ということです。

私が調査した中で、いつかの付加装甲の存在が判明しておりますので、表にまとめてみました。



ここで注意すべきポイントについて、それぞれ考えてみましょう。

 付加装甲I型とII型の存在


砲塔及び車体の側面に装着する付加装甲については、上の写真の様な形がお馴染みとなっております。ですが、どうもこのタイプはI型とII型の2種存在しているらしいのです。外観上の違いが存在しているのかまでは不明ですが、同一部位で二重に装甲を付加するとは考えにくいので、恐らくは対象となる脅威に応じて付加されるもののようです。


付加装甲(上面用)、付加装甲(操縦手足元防護)

 続いて、これまで確認されていなかったと考えられる付加装甲の存在です。上面及び操縦手足元防護用の付加装甲が存在し、恐らく上の写真における10式戦車には装着されていないものと見られます。上面装甲はトップアタック兵器、操縦手用は地雷、IED対策の付加装甲と思われます。


モジュール装甲と付加装甲の違い

 また知られていない装甲です。今度は砲塔及び車体への低脅威対応モジュール装甲です。恐らくはRPG等の個人携行型対戦車火器に対応する装甲と見られます。ですが、不思議なことに、先の付加装甲が素の10式戦車にボルトでアドオンする形での拡張機能であるのに対し、低脅威対応モジュールは拡張機能とは見做されておりおません。
この点については、

・低脅威対応モジュールは、任務によって通常のモジュール装甲と入れ替えられる。

或いは、

・低脅威対応モジュールは、爆発反応装甲で、パッシブ型の付加装甲とは別と考えられている。

と推測しましたが、確かなことは現時点で不明です。
ですが、付加装甲とモジュール装甲に別の意味が与えられていることは確かであり、 軍事誌などでしばし混同されている両者の言葉について、10式戦車を語る上では慎重に使い分けをする必要があるかと考えます。10式戦車の場合は、

 モジュール装甲:本来の主装甲であり、脅威に応じ交換可能な設計になっている。
 付加装甲:主装甲にアドオンする装甲であり、脅威に応じ装着可能なもの。

 と考えるのが妥当ではないでしょうか。


その2へ続く