2013年10月18日金曜日

機動戦闘車、岩崎陸将式辞全文

なんか、機動戦闘車について、この人全然人の話聴いてねえんじゃね? という人見かけたので、YouTubeに上げた動画の岩崎陸将スピーチをテキストとして載せておきます。





司会:
機動戦闘車、入場

防衛省技術研究本部、技術開発官、陸上担当
陸将、岩崎親裕より挨拶をさせていただきます。


岩崎陸将:
おはようございます。
技術研究本部技術開発官陸上担当の岩崎であります。

本日は機動戦闘車試作車両の完成に伴う報道公開を計画致しましたところ、防衛記者会、防衛省市ヶ谷記者クラブ、また防衛省関係各社をはじめ、多数ご参加頂きましたことに、まずもって御礼申し上げます。

機動戦闘車は、平成20年度から4段階に分けて試作を実施して参りましたところ、先月末、最終形態の試作車両が完成し、本日の報道公開に至った次第であります。

この報道公開実施にあたり、開発官として一言ご挨拶を申し上げます。

さて、技術研究本部は、昭和27年に保安庁技術研究所として発足以来、現在は防衛省技術研究本部として、防衛技術のフロントランナーたるべく、陸海空自衛隊が使用する広範な装備品等について一元的に研究開発を行っている次第であります。

我が国の戦闘車両を顧みますと、61式戦車を皮切りに、74式戦車、87式偵察警戒車、89式装甲戦闘車、90式戦車、96式装輪装甲車、10式戦車などが開発されてきましたが、

このたび公開致します機動戦闘車は、105ミリ級の砲を搭載した装輪戦闘車両としては、我が国初のものとなり、陸上装備の中で重要な役割を果たすものと期待しております。

この機動戦闘車は戦闘部隊に装備し、多様な事態への対処に、優れた機動力をもって速やかに展開して、敵装甲戦闘車両等を撃破するために開発されました。

このような開発目的の下、大口径火砲の低反動化技術、車両の安定化技術、高剛性・耐弾性を確保した小型軽量車両技術、及び装輪車両に適合した射撃統制機能の適正化技術、の主要な技術的課題を段階的に克服し、この度の試作車両完成に漕ぎ着ける事ができました。

現時点におきまして、この機動戦闘車が世界において最高水準の105ミリ級の砲を搭載した装輪戦闘車両であると自負しております。

機動戦闘車の開発は、本日を1つの節目とするものでありますが、引き続き厳格な試験評価を行うと共に、得られました成果を今後の主要装備の技術開発等に反映させ、不断の進化・発展を図っていく所存であります。

あらためて機動戦闘車の開発成就を期待するものであります。

最後に、本日の報道公開へ多数の皆様がご参加頂きました事に、あらためて感謝致しまして挨拶と致します。

平成25年10月9日、防衛省技術研究本部、技術開発官、陸上担当、陸将岩崎親裕。

どうもありがとうございました。
後でゆっくりご見学下さい。
以上