普段、ガジェットなりの話はブログに書かないけど、今回は感動が大きかったので、布教してもっと便利なの広がれとキーボード叩いてます。
Twitterを見た方はご存知と思いますが、ノートPCとしてChromebookを買いました。
【日本正規品】ASUS ノートブック Chromebook ブラック ( Chrome OS / 13.3inch / Celeron N2830 / 4G / 16G EMMC / 日本語キーボード ) C300MA-BLACK
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買ったのはASUS製の11インチのChromebook C200MAです。上のAmazonリンクは13インチのC300MAですが、何故かAmazonでは日本正規品と明記してるのがC300しかなかったのでC300を貼ってます。新品は2万円中盤から3万円くらいの価格で手に入りますが、私はASUS Shopでアウトレット品を1万9,800円で手に入れることができました。9月26日現在、ASUSshopではアウトレット・新品問わず品切れしているようなので、安く狙いたい方はちょこちょこ確認するといいかもしれません。(9/29追記:アウトレットに在庫入ってます)
Chromebookを買うに至った経緯
これまで使っていたノートPCはMacBook Pro(非Retina)の13インチで、性能的には満足しているものの2kgの重量で、持ち歩くには少々重い。出先で気軽に使えるノートPCがやっぱり欲しいなあと思い、第一候補としてMacBook Airが来るんですが、どうも踏み切れない。昨年は艦これプレイするのに、Windows8.1タブレットが便利かな?と思って買ってみたのですが、どうもパフォーマンス的にしっくり来なかったので、早々に手放しました。
Acer Windows タブレット Iconia Tab 8 W W1-810-F11N /8インチ/Windows10無料アップデート対応
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ところが実際に使いだした人の評判もよく、テキスト書く人間にとって求められているものがほとんど揃っているとも聞いたので、まあ値段も安いし買ってみた次第です。自分としては、出先で気軽にブログを書けて、写真も撮って出しのJPEGをトリミング加工出来る安ノートならそれでいいやという割り切りで。どうせ2万くらいだし。
ところがChromebook、想像以上にすごかった。
初期設定が楽
新しいPCやスマホが来ると、しばらくは初期設定に時間を取られる。PCにはソフトを使うインストールしなければいけないし、スマホもバックアップから前の設定を引き継ぐ場合は復元に時間がかかる。ところが、Chromebookはその手間が無い。起動させてから自宅のWi-Fiを設定して、自分のGoogleアカウントにログインするだけ。あとは何もする必要がないし、そもそも出来ない。ブラウザのChrome上でWebアプリケーションを使うしか出来ない端末だから、設定出来る項目なんてごくわずかしかなく、時間を取られようがなかった。普段、PCでChromeをブラウザとして利用していれば、そのChromeと同じアドオンが自動でインストールされるので操作感も変わらない。パスワードも同期させてあるので、各種Webサービスにシームレスに入れる。ああ楽。
でも、導入だけでは終わらない。
スマホの真逆を行く思想
Chromebookを使っていて面白いと思ったのは、一見PCとスマホの間にあるようなセグメントのように見せかけておいて、実はスマホとは全く逆のアプローチを取っていることだ。今現在、ネットワークトラフィックの相当量がモバイルに置き換わりつつある。そのモバイルの尖兵たるスマホユーザーは、SafariやChromeといったWebブラウザではなく、アプリを利用してネットにアクセスする傾向が強い。昨年はこんな記事があった。
オープンな Web は危機に瀕しており、その原因はモバイルアプリにある。これは、シリコンバレーの IT 業界関係者の間で共通した見解となりつつある。記事にもあるとおり、インターネットのほとんどの場所に行けるWebブラウザから、一企業が提供する限られたサービスにしかアクセス出来ないアプリへと向かうこの潮流は、スマホや今後普及が進むであろうウェアラブルデバイスによって、さらに加速する。そうなると、Webブラウザの未来は暗い。ところがChromebookは、そんな逆風をものともせず、「ブラウザしか使えない」という真逆の思想だ。
その引き金となったのは、モバイル解析ベンダー Flurry による最新のレポートだった。同レポートは、スマートフォンユーザーはその利用時間の86%をアプリに費やしていることを明らかにしている。これに対し、Web 利用に費やす時間はわずか14%に留まっていた。
これを書いている現在、標準的なChromebook端末はCPUこそx86系のCeleron N2830だが、あとは16GBのストレージと2GBのRAMと貧弱だ。iPhoneも6以降は64GBモデルが多く出ているし、Android機では3GB以上のRAM搭載機も珍しくない。スマホ以下のスペックのノートPCに価値あるのか? という疑問が湧くのは自然だし、自分もそう思っていた。
ところがあった。
まず、パフォーマンス。余計なものを削ぎ取っているOSのためか、驚くほど軽快に動く。自分のMacBook ProでYou Tubeを全画面で見たなら、ファンが大きな音を立てて回るところだが、Chromebookはまるで音がしない。低発熱のCPUを採用していることもあるだろうが、いろいろ負荷をかけても静かなままだった。それでいて動作にストレスを感じさせない。こんなに軽快に動かれると、同様に2GBのRAMのWin8タブレットの動作が不満だったことを思うと、肥大化したPCのOSについて考えさせられてしまう。
今やレガシーと化しつつあるflashもバリバリ動く。当初はAndroid系のOSだと誤解していたので、艦これが動いた時には驚かされた。艦これもMacbookでプレイするとファンが音を立てて回るが、こちらは全く静かなままだった。しかも、自分のCore i7搭載PCと遜色ない速度で動いてくれる。Win8タブはここらへんモッサリした動作だった。
艦これも動きます(©2015 DMM.com POWERCHORD STUDIO / C2 / KADOKAWA) |
そして、ハードウェアキーボードの有無。これは文章を書く人間にとっては重要だ(少なくとも自分みたいなフリック入力出来ない人間には)。もっとも、これはノートPCなら当たり前の話だが……。
また、ノートPCには必ずと言っていいほど、セキュリティソフトを入れる必要がある。毎年のライセンス費がそこそこの出費になるが、Chromebookではセキュリティのライセンス費に悩むことは無い。そもそもソフトがインストール出来ないし、悪意のあるサイトを踏んでも、サンドボックスにより該当タブ以外への影響は抑えられるので、タブを閉じれば済むという理屈らしい。OS自身にもセキュリティ機構が備わっているそうなので、気をつけるのはChromeの拡張機能で、悪意あるものをユーザー自身が入れないことくらいだろう。
実用性あるの?
冒頭にも書いたが、こんなネットワークに繋がってないとなにも出来ない端末に意味あるの?と思っていたが、使っていて気付かされた。そもそも、どんなPCやスマホであっても、今時ネットワークに繋がってない環境で出来ることなんて大差無かったのだ。だって、3G,4GにもWi-Fiにもつながらないスマホ、欲しい?自分みたいに文書書いて、たまに写真乗っける程度の人間にとっては、これで十分成果は出せるのだ。なによりも並のノートPCより軽快に動く。これで公称11時間バッテリーもつなら上等な部類だ。なにより安い。
たいていの人にとっては、Googleや各種Webメール、Office、Dropbox、Evernote、LINEやSkypeといったメジャーなWebサービスがPCの用途の大半だろう(Officeはインストールしてる人が大半だろうけど)。だったら、ブラウザだけ動けばいいじゃん、という発想は実にまっとうな回答だと思う。
不満はある。ログインでGoogleアカウントのパスワードを入力しなければならず、難解で長いパスワードを設定してある自分にとっては、ログインのたびにそれを要求されるのは辛いので、AndroidやWindowsのようなPINロック等の別方法に対応してくれると嬉しい。また、OSがまだ発展途上なのか、これを執筆中に1回クラッシュしたが、全てクラウド上の作業なので、実損害は15秒ほどの時間だけで済んだ。それ以外は、IPS液晶でないので視野角が狭いとか、タッチパッドがたまにおかしい反応示すとか、そういうハードウェアベンダーに由来するもので、Chromebookそのものへの不満ではなかった。
とにもかくにも、2万円でこれだけのモバイル環境が手に入れられるのは満足感が高かった。Web上の各情報に滞り無くアクセス出来て、それをストレス無くタイプ出来る端末というのは、テキストを書く人間にとっては理想に近いのではないかと思います。
Chromebookが流行って、自分の周囲だけがガラパゴス化して取り残されないように、出来るだけ多くの人を引き込むことが出来れば幸いです(これが本心)。
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Amazon ChromebookストアAmazonではChromebookストアを開設して各メーカーのものを揃えています。レビューを参考にどうぞ。
ASUS Shop
個人的にはバッテリー持続時間と価格からASUSを選びました。今
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