2014年5月23日金曜日

イギリス軍事博物館巡りの旅 準備編(その2)

さて、前回の続きです。

日程の決定

イングランド内の博物館を回る事に決定し、その為の準備をしてきましたが、旅程は下記のように事前に組み立てました。

5月13日 日本発。ロンドン着。バーミンガムへ鉄道移動。
5月14日 コスフォードRAF博物館へ。その後、バロー・イン・ファーネスへ。
5月15日 バロー・イン・ファーネス巡り。その後、ロンドンへ戻る。
5月16日 ロンドン5連泊。19日までその日の状況に応じてどこ行くか決める。
5月20日 ロンドン発。21日帰国。

5月22日以降はロンドン5連泊で、帝国戦争博物館やボービントン戦車博物館等をその時の状況に応じて割り振る予定にしました。なお、ゴスポートの潜水艦博物館は、週末しか潜水艦案内ボランティアがいないと行かれた方のレポートにありましたので、土日の17、18日に割り振る事にしました。



イギリス向け電気機器の対応

さて、今回の旅は写真撮影と情報収集の為、モバイル環境が欠かせません。モバイル通信の確保は前回紹介しましたが、今回は電気関連です。

イギリスは電圧220-240V、周波数50Hzで配電されていますので、これに適応する変圧器が必要な場合もありますが、ノートPCとiPhone用の電源アダプタ、ニコンのデジカメ充電器は共に日本で売られているもので対応可能でした。念のため、接続されるケーブルも確認しましたが、許容範囲内でした。プラグ形状については、イングランドだけ回るので、BFタイプの変換プラグを持っていきます。スコットランドも回ると、B3タイプが必要になるので注意が必要です。

ニコン充電器用にロード・ウォーリアー 海外用電源形状変換プラグ (BFタイプイギリス・香港) をかまし、Apple製品用にはワールドトラベルアダプタキットキットを使うことにしました。


ワールドトラベルキットのBFタイププラグと電源アダプタ
Appleのワールドトラベルキットアダプタは結構面白い製品で、AppleのMacBook用MagSafe電源アダプタと、iPad用のUSB電源アダプタ共用の世界各国のACプラグをセットにしたものです。日本仕様の電源アダプタ・USB電源アダプタのプラグ部分を取り外し、各国のプラグ形状に替えられます。iPad用とMacbook用それぞれのACプラグは共用で、1つあればMacにもUSB充電アダプタにも対応可能だったのには、Appleの設計思想が垣間見えて面白かったです。



イギリス鉄道の一等車と二等車

さて、前回ではイギリスでの鉄道移動は一等車がオススメと書きましたが、今回はその理由をご説明します。イギリスのだいたいの鉄道は、一等車・二等車とクラス分けされていて、それぞれ搭載施設やサービスが違います。

イギリスのナショナル・レイルは鉄道会社各社の合同ブランドで、各社の路線でかなり一等車の施設やサービス内容が異なるので一概には言えませんが、それぞれの座席にテーブルやコンセント、さらに無料WiFiを用意している所もあります。特にロンドン・ユーストン駅発着のVirgin Trainsの長距離線一等車はかなり豪華で、無料の食事サービスやアルコール、ソフトドリンク、スナック、果物のサーブがありました。


各座席にテーブル・コンセントがあり、PCの充電と無料WiFiがある。大量のお菓子とサンドウィッチ、ドリンクをもらう。


新聞もあります


食事内容は時間帯により異なります。写真は夜間時間帯に出たパイです。
ブリットレイルパスのうち、イングランド内で乗り放題になる「ブリットレイル・イングランド・コンセキュティブ・パス」の連続8日間有効券を利用した場合、二等車が29,900円なのに対し、一等車は44,600円と1万5,000円ほど割高ですが、長距離移動をする場合は食事の手間を省ける事や電源を確保できる点などメリットが大きいです。治安が日本よりよろしくないイギリスでも、乗務員が頻繁に来るので安心できます。

一等車はモバイル機器を利用する方で長距離移動をする方にもオススメですし、学生やシニアはブリットレイルパスがさらに安くなり、価格差も小さくなります。もっとも、路線によっては二等車にも電源があり(数は少ない)、一等車にも電源が無かったり、客車の区別が無いものもあります。私はVirginを複数回利用する旅程でしたので、一等車にしておいて正解でした。他の路線でも、だいたい一等車には電源があるのが良かったです。


前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、次はイギリスの各軍事博物館について、写真を大量にアップしてご紹介します。

続く

【関連】

英国政府観光庁オンラインショップ





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