昨日に続き、2日目のレポートです。まずは航空装備研究所ブースから。
■XF5-1
実証機心神に積む実証エンジンのXF5-1の実物大ポスターです。

■先進技術実証機モデル
先進技術実証機こと心神のモデルです。お話を伺ったところ、この実証機のステルスはあくまで前方が主で、後方からは考えられていないとのことでした。
下の写真をご覧頂きたいのは、ステルス性を確保するための工夫として、車輪格納部がギザギザ状になっています。開閉部分はどうしても微細な凹凸が生じるため、ギザギザの形にすることで、レーダー波を乱反射することでステルス性を向上させるものです。
下の写真はボケ気味ですが、ベクタードスラストです。
■磁気粘性流体バンパー
磁気を当てることで、粘性が変化する性質を持つ、磁気粘性流体を使用したバンパーです。右のハンドルでバンパーを動かせますが、0.4Aをかけるとかなり固くなって動かすのに力が入ります。
この磁性流体を使用した調整型サスペンションは、米デルファイ等で実用化されており、フォルクスワーゲン車で採用されています。下記に磁性流体の特性が良く分かる動画をアップしました。
また、このサスペンションは車両サスペンション以外にも応用が考えられており、砲の駐退機に利用することにより、後座長を減少させる事でコンパクト化を図るか、抗座力のピークを減少させることで車両の軽量化を図るかの、2通りの使い道があるそうです。
■弾道修正弾
発射後に翼を展開し、弾道を修正することで命中精度向上を図った弾道修正弾です。写真は榴弾砲弾タイプですが、迫撃砲弾タイプも存在します。
これについては、下記の動画の後半部で説明されております。
■テレスコープ弾
弾丸を薬莢部分に格納することで、弾薬の小型化を図ったテレスコープ弾です。これは弾薬の小型化の他に、機関砲の発射速度を向上させるといった利点もあります。下記の動画では、テレスコープ機関砲の発射速度の速さが分かります。現在開発中の機動戦闘車ファミリーに搭載されると言われております。
■90式戦車用に開発されていた、国産120ミリHEAT弾
これは珍しいものです。90式戦車開発中に開発されていたものの、90式の2時試作以降にラインメタル製の砲を導入することが決まったためにお蔵入りした、幻の国産HEAT弾です。
ポイントは翼の部分で、テーパーがかかっています。これは弾体に回転を与えることで、安定化に効果があります。先のテレスコープ弾の映像の冒頭に、この弾が回転しているのが分かるシーンが映っていますので、御覧ください。
■00式120mm戦車砲用演習弾
国内で戦車がAPFSDSを使用した訓練を行う場合、目標に外れた際に演習場の外に飛び出す事が想定されるため、専用の演習壕に向けて発射しないといけないという問題があり、かつては滋賀県の第三戦車大隊は、付近の演習場にその施設が無かったために、APFSDSを撃つ時は富士の演習場に出かけなければいけませんでした。
そこで、この00式が開発されました。この弾は、発射後に所定の距離を過ぎると、先端部が摩擦熱で溶けて、3分割された弾芯がバラバラになることで、演習場外への弾が出ることを防ぎ、演習の効率化を実現しました。
明日は先進技術センターの紹介をしたいと思います。



















































