2013年4月9日火曜日

74式戦車改の実物って、まだあったのねという話

先日の駒門で初めて知ったんですが、74式戦車改(G型)の実物ってまだあったんですね。


74式戦車改は、制式名は74式戦車(G)とされており、74式戦車のバリエーションの一つです。90式戦車登場後の1992年から開発が行われ、熱線暗視装置(下写真の砲塔左部の箱です)、レーザー照射検知器とそれに連動した煙幕発射機、サイドスカートの取り付け可能になるなどの大幅な改良が図られておりましたが、改修されたのは4両に留まり、74式戦車の全数が改修されることはありませんでした。


特に、上の写真にある熱線暗視装置は、仕様を確認すると90式戦車と同じ物が使われているようで、夜間戦闘力は格段に向上したのではないかと思われます。 主に予算の都合で全数改修は行われなかったのは残念ですね。

私はだいぶ昔、なにかの雑誌で「改に改修された74式は、その後E型に戻された」と読んだ記憶があり、ずっとそうだと思い込んでいたんですが、駒門駐屯地で展示されているのを見かけて現物がまだあるんだと驚きました。隊員の方に聞いてみると、G型に限りなく近い形で4両が現存しており、教育隊に配備されているそうです。知識アップデートの重要性を思い知らされました。
また、Wikipediaでは「富士教導団戦車教導隊で運用」されているとありますが、教導団ではなく、駒門駐屯地の第一機甲教育隊所属が正しいのだそうです。



今回の写真、設定ミスで白飛び黒潰れが酷かったんですが、LightRoom4の修正でかなり改善できました。いや、助かった。

2 件のコメント:

  1. モサ師の作になる「おっぱい装甲」は、実物がもう見れないんですね…残念

    …は未だ無い

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  2. 74式(改)は機甲教育隊の4両が改修を受け戦車教導隊へ管理替えされて運用されていました。
    昨年3月の戦車教導隊改編(5中隊廃止)により4両とも機甲教育隊に管理替えされて現在に至っています。
    (改)試作車については一昨年の富士学校記念行事において確認出来ていますが今も現存しているかは不明です。

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