2014年10月25日土曜日

世界36位のスパコンを見に行くの巻

東京大学の柏キャンパスで毎年恒例のオープンキャンパスに寄ってみたら、世界スーパーコンピュータランキング36位(現在)のOakleaf-FXが公開されてたので見てきました。

計算ノード
Oakleaf-FXは東京大学柏キャンパスに設置されているスーパーコンピュータで、文部省のスーパーコンピュータ計画で開発された「京」を商用化した、富士通のPRIMEHPC FX10が製品としての名前です。

計算ノード
2014年5月に発表されたスーパーコンピュータ世界ランキングトップ500によれば、世界36位の計算能力を持つそうで、2012年6月に最初にランクインした時は18位でした。これは世界で日々強力なスーパーコンピュータが稼働を始めているからで、来月発表の最新トップ500では、また何位か順位が落ちるだろうという話です。

ストレージ部
これはストレージ部の写真ですが、データの保存に使うのではなく、二次記憶装置として一時的にデータが置かれる装置だそうです。新しく計算始める度にまっさらにして始めますが、それでも全体で1PBの容量を超えています。一般的なパソコンの容量の、およそ1000倍の容量。

共有ファイルシステム
ちょっと記憶が曖昧ですが、他大学等の外部とファイルを共有するためのストレージ部。筐体の上にシートがかかってますが、普段はこれを出入口に垂らして冷却効率を上げます。下の金網のところからガンガン冷気が来ています。

IBM テープ装置
IBMのテープ装置です。あまり頻繁に使われないデータは、テープに記録して長期保存されます。テープ1本あたり4TBの記憶容量があり、それがペタバイト分、内部にカートリッジがあります。

テープ装置内部
テープ装置内部の写真です。中にテープカセットが何本も保存されており、逐次データを記録していきます。テープ交換のたびに中をカセットが動く様が見れるそうですが、この時は見れませんでした。

UPS
ストレージ・システム用の無停電電源装置(UPS)です。大型の冷蔵庫並の大きさが有ります。中身はバッテリーで、停電時に共有ファイルを置くストレージを駆動させ続け、データを退避・保存させるだけの時間を稼ぎます。計算ノードにはUPSが無いので、停電したら計算は止まります。

ラックの中
ラックの中を見ると意外とスッキリまとまってますが、右の黒いパイプに注目。

水冷用のパイプ
冷却用の水の循環パイプです。計算に伴う熱を水で冷まします。

計算ノードの基板
計算ノードの基板です。1枚の基板に16コアCPUが4つ、メモリスロットが32本あり、1つのCPUに対して32GBのメモリが充てがわれます。銅色で巡るパイプは、これも冷却用の水パイプです。

冷却部
冷却部を拡大すると、この銅パイプが銅製ヒートシンクにハンダ付けされているのが分かります。一箇所一箇所手作業なので、これはえらい手間です。


冷却水の熱交換器のパイプ
装置の大部分は液冷ですので、冷却水を冷やす熱交換器が必要になります。この熱交換器は水温7度で水を送り、各機器を冷却して水が戻ってくると19度にまで上がっているそうです。最大で毎分3,200リットルの水量が流れます。この他、空冷の機器もあるので大型空調が何台も設置されており、計算室はガンガンに冷えています。

Oakleaf-FXは年間2億円の電気代がかかるため、外部への計算ノードの貸出にあたっては電気代を払ってもらうそうです。システム本体の価格については、契約上レンタルの形式を取っているので、正確な所は分からないそうです。

一番リソースを使用している研究は何かと質問したところ、即答は出来ないそうですが、概ね宇宙線関係、大気、海洋、気象といった規模の大きいモノに対する計算をする研究室がもっと計算ノードを必要としているところだそうです。システムの利用率も80%を超えているそうで、世界36位の計算能力でもギリギリまで使っているとか。メーカーの富士通では、FX10の後継機を開発しており、JAXA向けが今月稼働の予定でしたが、納期が遅れているそうです。

普段なかなか見れない物を見れて、大変おもしろかったです(小並感


その他、オープンキャンパスで見聞きしたもの等。

邪悪
邪悪な陰謀の臭いがする。

だって偶蹄類だもの

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> だって偶蹄類だもの <
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森林化で生物相が貧弱になるという話でしたが、間伐して光が入るようにしても、間伐した森にシカが大量にいると逆に生物相が貧弱になり、土壌が流出したりするという悪い影響があるという話はへ~となりました。


生協にて

「生協の白石さん」以降、この手の無理難題増えたような気がする昨今。


海洋研究棟の前には魚が大量に。サメがたくさんです。この棟には寿司屋も入っている。

他の棟でも都市型ハクビシンの研究の話を聴けたのが面白かったですね。ハクビシンは見つかってもすぐに駆除されるので、詳しい生態がよく分かっていないそうです。配管のある屋内に普通に暮らしている様子のビデオや写真などが面白かったです。

そして、千葉県北西部のタヌキ、ハクビシン、アライグマ、アナグマの生息状況に詳しくなったので猟期に使えると思いましたが、考えてみれば今年は千葉県で罠猟申請取ってなかったので捕れない事に今気付いた。唯一、網で獲っても良い哺乳類であるノウサギが柏キャンパスの農園や花壇を荒らして何も植えられない花壇もあるそうなので、人助けとウサギ網でも仕掛けようか……。

オープンキャンパスは24、25日で終わりでしたので、次の機会はまた来年。今回はあまり見れなかったので、次回はもっと早く来たいですね。




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