でも、今年は遠方にダブルブッキングかけてた事に前日になって気付く有様で、1日目は午前で撤退したので少なめ……
まずは60周年記念コーナーにあったものからご紹介。
■CBRN防護装備
左から85式防護マスク4型を着けた88式戦闘用防護衣、00式個人用防護装備衣、研究中のCBRN防護衣です。
話を伺ったところ、00式で問題になっている熱ストレス(要は蒸し暑い)を軽減することを主題とした研究で、パネル(下写真)見た感じ表地と裏地で挟む3レイヤータイプなので、ゴアテックスのような透湿素材かと聞いたところ、凡そその通りとのことで、民生品をいくらかサンプルとして調査しているそうで。
■戦闘糧食Ⅱ型
ご存知戦闘糧食。しかしながら、今現在、技術研究本部では糧食の研究開発は行なっていない。確認した所、相当前に辞めているが時期までは分からないとのことだった。民生品で十分な性能があるので、自衛隊仕様にOD色にしたりする程度です。
■手回し計算機(陸上装備研究所)
いったい、陸上装備研究所のどこを探したら出てきたのでしょうか。手回し式の計算機です。スウェーデンのOriginal Odhner製とのことですが、ググってもこれと同じ型が見つかりませんというか、見つかる画像より置数レバーが倍くらいある。一般的な計算よりも、大掛かりなものだったんしょうか。
■07式垂直発射魚雷投射ロケット(新アスロック)
続いて展示会場。多分、防衛技術シンポジウムの歴史において、一番デカイ展示物。Wikiると全長6.5m、直径450mmだそうだ。そして下の写真が、新アスロックが運ぶ97式短魚雷
■10式戦車用試作履帯とゴムプレート
これは珍しい。10式戦車の履帯(キャタピラ)とゴムパッドですよ。ちなみに、ゴムパッドの重さを聞いた所、1枚あたりおよそ1キロほどで、ゴムパッドを装着する場合、凡そ200キロの重量増加になるとか。
■魚雷用ジャイロ
まさに珍品中の珍品。54式魚雷等の魚雷用ジャイロです。今やiPhoneに搭載できるジャイロや、精巧なリングレーザージャイロとかが実用化されておりますが、古式ゆかしい機械式です。ステキ!
■防弾ヘルメット
88式鉄帽ではなく、両方共研究中の防弾ヘルメットです。左が88式と同等の防護性能で軽量化を図ったもの。右が防弾性能を高めたものです。重量は教えて頂けませんでしたが、左の軽量型はかなり軽いです。652グラムのiPadを手に持って比べてみると、1キロいかないかくらいの重量でした。
射撃痕。内部が剥離してたりしますが、貫通には至ってません。
■DACS
ミサイル防衛でキネティック弾頭として試験されたDACSです。なにそれ? と思われた方は、下の動画見て下さい。
■風洞模型
P-2J、C-1、F-2の風洞模型です。P-2J、C-1は木製。ワザマエ!
■XTS1-10
OH-1のエンジンの出力強化型の試作品で、新造またはエンジン交換時に換装されています。
■陸上無人機(魔改造ジムニー)
ジムニーベースの無人車両です。瞬断時等では限定的な自律動作もできるそうです。前方のデカイのは地形照合用のレーザー発振器。
面白いのは操縦席内のこのパイプ。助手席のカーエアコンから、後部に設置してある電子機器を冷却するために伸ばしてます。
0 件のコメント:
コメントを投稿